有名メーカの乾電池って高いなー
100均の乾電池でも見た目は同じだし、
高い有名メーカの乾電池を買う必要はないんじゃない?
乾電池は100均でも売っていますが、有名メーカの乾電池は100均の数倍の値段で販売されていますよね。
どちらも同じ中身なら100均の安い乾電池で十分ですね。
本当に中身は同じなのでしょうか?
今回は安い100均の乾電池と有名メーカの乾電池を
分解して差がないか調べてみたよ。
100均と有名メーカの乾電池の違いは?
結論:有名メーカの乾電池は100均の乾電池よりも安全性が高い
他にも分解による比較だけでは分からない材料の違いによる電池の長持ち性も違う可能性も十分あると思います。
確実に100均の乾電池よりも有名メーカの高価な乾電池の方が安全性は高いことがわかったよ。
調査した乾電池
有名メーカ① 東芝 アルカリ単4乾電池
有名メーカの乾電池は、東芝製のアルカリ乾電池を調査しました。
有名メーカ② 富士通 アルカリ単4乾電池
有名メーカの乾電池はもう一つ調べることにしました。
富士通製のアルカリ乾電池。
100均① ワッツ アルカリ単4乾電池
そして100均の乾電池はワッツ製のアルカリ乾電池を調べるました。
調査の結果
有名メーカ① 東芝 アルカリ単4乾電池
薄い外装フィルムを剥がすと金属管が露わになり、
マイナス極にはプラスチック製の絶縁リングが取り付けてありました。
有名メーカ② 富士通 アルカリ乾電池
薄い外装フィルムを剥がすと、金属管が露わになり、
マイナス極にはプラスチック製の絶縁リングが取り付けてありました。
100均(ワッツ)アルカリ乾電池
薄い外装フィルムを剥がすと、金属管が露わになりましたが、
マイナス極には絶縁リングは入っていませんでした。
分解調査の結果まとめ
有名メーカの乾電池(東芝、富士通)は外装フィルムの下に、絶縁リングが取り付けられていました。
対して、100均(ワッツ)の乾電池には絶縁リングは取り付けられていませんでした。
絶縁リングとは
アルカリ乾電池は薄い外装フィルムの下は金属管で出来ており、
構造上、外装フィルムで覆われていた金属管の表面は全てプラス極になっています。
つまり、外装フィルムを剥がして露出した金属はどこでもプラス極になります。
マイナス極近くの外装フィルムが少しでも破れた場合、金属などの導電物が接触すると簡単にショートして大電流が流れ、最悪の場合は発火することになります。
このような危険を防ぐのに重要なのが絶縁リングです。
もし、外装フィルムが破れても、その下に絶縁リングがあればショート事故を防ぐことができます。
まとめ
有名メーカの乾電池はコストをかけて安全性を高める部品を追加していました。
乾電池は一般家庭でたくさん使われている非常に身近なものですが、
ショートすると場合によっては火事などの重大災害の原因にもなってしまいます。
安価な乾電池を使う場合は、全く同じ安全設計が施されているとは思わず、リスクを認識したうえで使用した方がよいですね。
やっぱり有名メーカの乾電池は高いだけあって、性能だけでなく故障や安全性にもコストをかけて作っているのね。
壊れたら修理代が高そうな機器の乾電池には有名メーカの乾電池を使うようにするね。
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