はじめに
料理や日常生活に欠かせない「食塩」
食塩といっても「食卓塩」と「海水塩」が家庭ではよく使われていると思います。
食卓塩と海水塩はどのような違いがあるかご存知でしょうか?
この記事では、食塩と海水塩の違いについて、分かり易く解説します。
食卓塩とは?
食卓塩は、主に岩塩鉱山から採取された岩塩を粉砕し精製して作られます。
99%以上が塩化ナトリウム(NaCl)なので、塩化ナトリウムと言っても良いですね。
食卓塩は純粋な塩味が特徴です。
海水塩とは?
一方、海水塩は海水を蒸発させて作られます。
自然な海水が原料なので
塩化ナトリウム以外にもマグネシウム、カルシウム、カリウムなどの微量ミネラルが豊富に含まれています。
- 主成分: 塩化ナトリウム (NaCl) – 約95~98%
- 微量ミネラル:
- マグネシウム (Mg)
- カルシウム (Ca)
- カリウム (K)
- 硫酸イオン (SO₄²⁻)
- 微量の鉄、亜鉛、マンガン、リチウムなど
これらのミネラルにより、食卓塩に比べて独特の風味や健康効果をもたらします。
特にミネラルのバランスが異なるため、海水塩は多くの料理人や健康志向の方に好まれ,
料理の仕上げや風味を高めます。
成分の比較
以下に、食塩と海水塩の成分を比較した表を示します。
食塩が固まって、瓶の穴から食塩が出てこないことを経験された方も多いと思います。
塩は湿気を吸いやすく、湿気を吸ってベトベトになることで塩が固まりとなってしまいます。
食卓塩と海水塩のどちらが固まり易い?
海水塩は非常に固まり易いです
塩は湿気を吸いやすいのですが、同じ塩でも塩化ナトリウムと塩化マグネシウムでは湿気の吸いやすさが異なります。
食卓塩の主成分である塩化ナトリウムは湿度が約85%以上になると湿気を吸ってベトベトになります。
対して、海水塩に含まれる塩化マグネシウムは湿度が約35%以上で試験を吸ってベトベトになり、塩化ナトリウムに比べてとても湿気を吸いやすいのです。
海水塩には塩化マグネシウムが含まれているので、食卓塩に比べて海水塩はとても湿気をすって固まり易いのです。
もし、固まるのが嫌なら食卓塩を選びましょう。
まとめ
食卓と海水塩は、それぞれ異なる特徴と成分を持っています。
保管の容易性や用途や料理の目的に応じて、これらの塩を上手に使い分けることで、料理の幅が広がり、美味しさも一層引き立ちます。
これからは、塩の選び方に少し気を配ってみてはいかがでしょうか?
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