ハンダ付けには無くてはならないフラックス。
フラックスという言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、
どんな機能があって、どんな成分がはいっているのか?
フラックスを詳しく説明できる人は少ないと思います。
走る園児
今回はフラックスを解説するね
フラックスの種類
フラックスが無いと高品質なハンダ付けは出来ません。
ハンダが変わるとフラックスも変わります。
走る園児
ハンダの種類だけフラックスの種類があるのです
ハンダの種類とフラックス
糸ハンダ用のフラックス
多くの方にお馴染みの糸ハンダ
糸ハンダはマカロニのように真ん中に穴があいた形状をしています
この穴に糸ハンダ専用のフラックスが入っています。
フローハンダ用のフラックス(ポストフラックス)
フローハンダをする場合は、フロー槽を通過させる前にプリント基板にスプレーで吹き付けるフローハンダ用のフラックスがあります。
このフローハンダ用のフラックスをポストフラックスと言います。
リフローハンダ用のフラックス
リフローハンダではペースト状のハンダ(ソルダーペースト)をプリント基板に印刷して、加熱することでハンダ付けをします。
このするだーペーストはハンダとフラックスを混ぜ合わせたものです。
フラックスの成分
走る園児
フラックスといっても様々な種類があり、
これらフラックスの成分は異なっているよ。
下表を参考にしてね
〇:含まれる ×:含まれない
走る園児
樹脂と活性剤はどんなフラックスにも含まれているんだね。
各成分の役割りについて
樹脂の役割り
①はんだ付けする金属の酸化膜除去
はんだ付けは、金属同士を電気的に接続することが目的ですが、
金属の表面が少しでも酸化していると上手く接続できません。
フラックスは金属表面に酸化膜がある場合、素早く酸化膜を除去して、はんだが付きやすくしています。
②はんだ部の保護(はんだ後、再酸化防止)
①活性剤の安定化(はんだ後、活性剤の安定化)
活性剤の役割り
①被はんだ付け金属の酸化膜除去(はんだ時、酸化膜除去)
②はんだの濡れ性向上(はんだ時、濡れ性向上)
溶剤の役割り
①フラックスの塗布性向上(フラックス塗布時、塗布性向上)
チクソ剤の役割り
①はんだ材とフラックスの分離抑制
走る園児
フラックスに含まれている成分をご理解頂けたのではないでしょうか?
フラックスについてもっと詳しく説明した記事は以下のリンクから読むことができます。
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